前回の記事では、子ども向けの無料コンテンツについてまとめ、反響をいただきました。STAYHOME継続中ということで、今回はネフロックが技術提供しているAIサービス「JINS BRAIN」を使って、大人も子供もお家で楽しめる遊びを紹介したいと思います。
■ JINS BRAINとは
JINS BRAINは、AIを用いたメガネのレコメンデーションサービスです。
・オンラインでメガネのバーチャル試着ができる
・試着したメガネがどのくらい似合っているかAIが判定してくれる
というもので、メガネのJINSのオンラインストア・公式アプリ・店頭で活用されています。
さっそく遊びかたをご紹介します!
普段メガネを使っている人も、メガネとはまったく無縁の人も、誰でも遊べます!!
■ 公式な遊びかた「自分に似合うメガネは?」
シンプルにこのサービスを体験していただくだけなのですが、普段メガネを使う人も使わない人も、意外な発見があってけっこう面白いです。
使い方
1.JINS BRAIN のサイトにいく
2.PCやスマホのカメラで自分を撮影 or 写真ファイルをアップロード
3.ガイドに従ってサイズや瞳孔の位置を調整
4.気になるメガネを選択
5.メガネの似合い度が判定される!
→詳しくは、この記事後半の似合い度判定AIの仕組みまでジャンプ
■ 非公式な遊びかた「気になるアノ人に似合うメガネは?」
下の画像でもうお分かりでしょうか笑。
そうです!このサービスをうまく使えば、気になるあの人やこの人に似合うメガネを探すこともできてしまうんです!!!
使い方はさっきと同じです。
1.JINS BRAIN のサイトにいく
2.メガネを掛けさせたい人(?!)の写真ファイルをアップロード
3.ガイドに従ってサイズや瞳孔の位置を調整
4.気になるメガネを選択
5.メガネの似合い度が判定される!(画像によってはされません)
※ メガネ選択ページの左上にある「PD」という欄を使ってメガネの大きさ調整もできます。(PD=左右の瞳孔の距離で、長く設定するとその分メガネが小さくなり、短くするとその分メガネが大きくなる)
お断りしますが、これはもちろん本来の使い方ではありません。
このために開発したものではないので技術的保証もできません。
(画像によっては顔として認知されなかったり、謎の点数が出たりするかもしれません)
あくまで今回、STAYHOME中の個人のおうち遊びの1つとして紹介しますので、自己責任のもとで楽しんでくださいね!
※もちろんですが、誰かのプライバシーを侵害したり、公開して著作権・肖像権を侵害してはいけません。(上記の画像は、すべて著作権フリーのパブリックドメインの画像を利用しています。)
※このサービスを利用して作った画像の商業利用もできません。
■ 似合い度判定AIの仕組み
では、一体どういう仕組みでメガネの似合い度を判定しているのか???
ということで、できるだけ平易に説明してみたいと思います。
JINS BRAINは、ディープラーニングという手法を用いて大量のデータを学習することにより、メガネの似合い度判定を実現しています。
ここで、何をもって似合う・似合わないの根拠とするのか?という疑問が出てきます。メガネが似合うかどうかは定性的であり、厳密な正解がありません。
今回私たちは、「いつも店頭で接客をしているJINSスタッフのリアルな評価」を根拠としました。そこで全国から約3,000名のJINSスタッフが参加し、60,000枚に及ぶ顔画像を評価することで教師データ(学習するための例題と答え)を作成し、ネフロック独自のエンジンに学習させました。
これによって、まるで店頭スタッフのように評価してくれるAIが生まれました。
さらに男性スタッフと女性スタッフでは評価の傾向に差が出ていることが分かったため、男性スタッフ型の判断をしてくれるJINS MANと、女性スタッフ型の判断をしてくれるJINS WOMANの2タイプのJINSオリジナルAIが誕生しました。
■ さいごに、新技術のPRです。
ところで、
店頭でメガネを試着するとき、似合っているか見えなくて困ったことはありませんか??
※メガネを掛けていない方のために補足すると、店頭のサンプル眼鏡には度が入っていないため、
試着して鏡を覗いても自分の姿がよく見えない場合があるのです。
JINS BRAINに続く取り組みとして、ネフロックでは新たにその悩みを解決する技術を開発し、現在JINS渋谷パルコ店に導入されています。
それがこちらです。
「MEGANE on MEGANE」
独自開発の画像生成・変換・除去エンジンを用いた世界初のAI技術により、
着けているメガネをリアルタイムで映像から消し、その上からバーチャル試着できるサービス
ネフロックではこれからも、世の中を楽しくするようなアイディアを実現していきたいと思います。他にAI関連では音声処理プロジェクトの記事などもまとめていますので、もしご覧いただけたら嬉しいです。→→ 記事:コナンくんのアレを作る技術
それでは身体には十分お気をつけて、引き続きおうち時間を過ごしていきましょう〜!